小中高生の自殺が過去最多の527人!人間関係の悩みが深刻!

1月29日、厚生労働省が2024年の自殺者数を公表しました。その中で、小中高生は527人で、統計を取り始めて以降過去最多となっています。まだ若い人たちが自らの命を絶つのは本当に悲しいことで、その原因の一つに人間関係があるといいます。ここではこの人間関係にフォーカスしてみたいと思います。

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現状の問題点

自殺者数が増加している背景

1月29日、厚生労働省が2024年の自殺者数を公表しました。
その中で、小中高生は527人で、統計を取り始めて以降過去最多となっています。
特に中高生において自殺者数の著しい増加が報告されており、小中高生における自殺者数は過去最多の数字を記録し、社会全体での危機感が強まっています。

  • 高校生:354人
  • 中学生:143人
  • 小学生:17名

このように、若い世代の自殺率が高まっていることは、家庭や学校における人間関係の悪化、進路や学業への過度のプレッシャーが影響を与えているとされています。

人間関係と自殺

人間関係が自殺に及ぼす影響

小中高生の自殺の詳細については別の機会に譲るとして、ここでは自殺の大きな要因の一つとして、人間関係に着目してみたいと思います。

この人間関係は、何も小中高生に限った話ではなく、成人してからも付きまとうものですが、発達過程にある彼らにとって人間関係は極めて深刻な問題で、特に職場と違って学校ではいじめや孤立といった悩みが起きやすい環境にあります。

人生100年時代と言われている現代において、その人生の僅か20%にも満たない過程で自ら命を絶つのは、たった一度しかない人生なのに、あまりにも勿体ない話ではないでしょうか。

昨今「AI」が発達している世にあり、その威力には凄まじいものがあります。
しかし、そのAIにしても過去の豊富なデータがあってこそ、その優れた能力を発揮できるのであり、これがもしそのデータが無ければ、いかに優れた知能を持つAIでも全くの役立たずになってしまいます。

彼ら小中高生もこのAIと全く同じで、彼らの年代はまだ発達してゆくプロセスにあり、正常な判断ができる状態にありません。そんな正常な判断ができないまだ不完全な頭脳であるにも関わらず、その頭脳で判断を下してしまうことで悲劇が生まれるのです。

もしかれらが自殺することなく、もう10年いや5年経った時、そのうちの何人が再度自殺しようという気になるでしょうか。おそらくその大半、いや全員が何事もなくその後の人生を送ることになるでしょう。
したがって、これはその本人の問題ではなく、親・兄弟、教師の問題なのです。

この悲劇を防ぐには、周りが絶えず彼らを注視し、適切な指導をする必要があります。
特に中高生は思春期で、感情が最も不安定な時期であり、この年代は最も注意すべきです。
いかに平然を装っていても、家族なら必ずそれを見抜くことができるはずで、普段からその目で見守ることが必須です。

また教師は、常に生徒の動向を注視し、変化を見逃すべきではないでしょう。
見て見ぬふりは、犯罪に等しいことと自認しておくべきです。

自殺予防への取り組み

心の健康をサポートする重要性

心の健康は体の健康と同じくらい大切であり、精神的な問題を抱える子どもたちが適切なサポートを受けることが、自殺率の低下につながります。

例えば、ある学生が家庭や学校でのプレッシャーに困っているとき、周囲の大人がその状況を理解し、話を聞く姿勢を持つことが重要です。心の健康をサポートするためには、以下のような取り組みが求められます。

  • オープンな対話の促進:家庭や学校で、心の問題について自由に話せる環境作り。
  • 精神的健康教育の充実:生徒自身が心の健康について知り、理解を深める教育プログラムの導入。

予防策の具体的な提案

自殺予防には、具体的な対策が欠かせません。以下のような方策が効果を上げる可能性があります。

  • 相談窓口の設置:学校内や地域に、専門の相談員を置くことで、悩みを抱える子どもたちが気軽に相談できる場を提供。
  • 教育機関でのトレーニング:教員や保護者への心の健康教育を行い、早期発見と適切な対応ができるようにする。
  • 地域社会との連携:医療機関や福祉機関と連携し、広域的な支援体制を構築することも必要です。

まとめ

これらの取り組みだけで、小中高生の自殺を100%根滅させることはできませんが、このようなあらゆる手立てで、限りなく100%に近づける努力が肝要ではないでしょうか。

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