今クールドラマ人気ランキング!平均と最新話の視聴率の差は?

2023年もあと半月となり、今秋クールの各ドラマも終盤に差し掛かり、私の一番のお気に入り『うちの弁護士は手がかかる』は視聴率で5位の成績でした。
今回は今秋クールのドラマ全体を振り返って評価してみようと思います。

尚『ドラマimpression』のドラマ評価は、少し事情があって先月末頃から3週間ご無沙汰していまして今回久々のアップになります。
今クールもあともう少しで終了しますが、年末ということもあり、今年はこれが最後になるかもしれませんが、時間があればあと1~2回はアップできるかと思います。

新春には正月ドラマの評価と令和6年1月クールの情報などをお届けできるようにしたいと思います。

視聴率平均値と最新話のデータまとめ

今秋クール全15のドラマの現在までの平均視聴率と、12月最新話の視聴率との差異などをまとめてみました。

全15のドラマの順位は1~3位のAグループ、4~6位のBグループ、7~12位のCグループ、そして最下位5%以下の13~15位のDグループに分かれるかたちになりました。

評価結果:Aグループ

まずAグループですが、『どうする家康』と『下剋上球児』がやや尻上がりでアップしてそれぞれ順位を一つ上げていますが、相棒は逆に1.3%も視聴率が低下し、順位を2つ下げています。

しかしこのAグループは、3ドラマとも10%超えでの数字ですから、この程度の変動は誤差といってもいいでしょう。

その中で『どうする家康』は大河ドラマ、相棒は今回で22シリーズという化け物定番ドラマですから別格として、『下剋上球児』はあの大人気ドラマ『VIVANT』の後というハンデがありながらの2位ですから大健闘と言えるでしょう。
やはり鈴木と黒木という名役者が光っていたのでしょうね。

それと、日本では下剋上ものは日本人気質の『判官贔屓』があるので、鉄板なのかなと思われます。

『判官贔屓』(ほうがんびいき):弱い立場の者に対して同情して応援する心理。 「判官」は律令制の役職の一つで、検非違使(けびいし)の三等官。兄の頼朝に無情にも滅ぼされた悲劇の英雄源義経が、判官職であったことから、源義経のことを指しての言葉。

評価結果:Bグループ

Bグループでは、やはり『ミタゾノ』は強いですね。もう6シリーズですからね。
実は私は全く見ることができていませんので評価できない状態です。
一応ブルーレイに撮ってあるので、正月休みにでもまとめて観ようかと思っています。

伏兵は『セクシー田中さん』で全くのノーマークでした。
視聴率6.5%の堂々6位ですから、それなりに評価されたドラマだったのでしょうね。

漏れた理由はおそらく他のドラマよりスタートが1週間遅かったために気づかなかったからでした。
次回からは放送予定をしっかりとチェックしていきたいと思います。

そして私の大のお気に入り『うちの弁護士は手がかかる』が6,7%の5位につけましたね。
実はこのドラマ、中盤の6話あたりまではどうも今一つの感があり、もしこのドラマに平手が出ていないなら、おそらく観ることを止めていたと思います。

ところがその次の7話あたりからけっこう面白くなってきたんですね。
その理由というか原因について、以下が私の見解になります。

まずムロは相変わらず鼻につきます。
これは前回も触れましたが、このドラマのキャスティングは失敗だったと私は思っています。

これも前回にも同じことを申しましたが、平手を出すのなら平手を主役にすべきで、その場合相手役はムロ以外の役者を起用すべきです。
逆にもしあくまでムロを主役にするのなら、平手以外の女優を持ってくるべきだったと思いますね。

なぜなら漫才においては、必ず突っ込み役とボケ役が必要で、どちらも突っ込み役では漫才は成り立ちません。
その成り立たない漫才に相当するキャスティングが『うちの弁護士・・・』です。

それを良い意味で証明できるのが、以前ムロが永野芽郁と共演した『親バカ青春白書』です。
このドラマもムロが主役、平手に相当する共演女優が永野でしたが、この組み合わせのキャスティングは『うちの弁護士・・・』と全く同じでした。

しかし『親バカ青春白書』では『うちの弁護士・・・』のような違和感はなく、ムロ特有のアクも全く気になりませんでした。
それは相手役の永野のタイプが漫才のボケに相当したからだと思います。

まあしかしこのような問題を孕んでのドラマではあったのですが、後半になってけっこう面白くなってきたんですね。
なぜ面白くなってきたのかについては、この後のDグループと一緒にお話ししたいと思います。

評価結果:Cグループ

Cグループの7位~12位の6つのドラマの7位と12位の視聴率差は0.5%と、言わば団栗の背比べといったところで、順位差は殆どありません。

また平均視聴率との差異も殆どないことからも、この6ドラマはスタートしてこの方、終始低レベルのままで推移してきたということになります。

まあこれは仕方ないですね。『ゼイチョー』と『ONEDAY』以外の4つはどれもホームドラマ調のため、大きな変化がないので高い視聴率は難しいと思います。
実は私、この中の『いちばんすきな花』と『コタツがない家』を初回から毎回欠かさずに観ていたのですが、終盤になってリタイヤしました。

一応録画はしてあるので正月にでも観ようかと思っています。
なぜ脱落したかですが、それは観るのが億劫になってきたからです。
私が男性だからかもしれないですが、変化に乏しいドラマだと、いかに優れたドラマでも飽きてくるんですね。

一方『ゼイチョー』と『ONEDAY』は初回を観ただけで、2回目以降観ていません。
ゼイチョーは、坂口健太郎主演の『競争の番人』と同じようなドラマですが、『競争の番人』は坂口健太郎だったからこそ9%超えだったのであって、山田と菊池では坂口にはなれません。

ONEDAYは明らかに企画の失敗で、奇をてらい過ぎたと思いますね。

以上がCグループの私の評価です。

評価結果:Dグループ

さて最下位のDグループですが、『フェルマーの料理』と『パリピ孔明』は最初から観ていなかったので評価できないのですが、『トクメイ!』は初回から観ていました。

結果はブービーの14位と、平均値からも順位を下げていました。
私も最初5話あたりまでは「ちょっとこれは?」と首を傾げており、それまで辛口の評価をしていました。

ところが中盤以降、欠点はあるもののそれなりに面白くなってきたように感じています。
その面白くなってきた原因はいくつかあります。

その一番の原因は必要以上に経費を前面に出さなくなったからと思います。
そもそもこのドラマの謳い文句である「経費で事件を解決する」など、どだい無理な話です。それを無理にこじつけようとしたためにわけのわからないドラマになってしまったことが、視聴率低迷の主要因ではないかと思っています。

それが中盤以降、経費の色合いが薄くなって逆に事件のウエイトが高くなってきたことで面白さを感じるようになったのではないかと思っています。

そしてもう一つの要因として、脇役の存在が徐々に重くなってきたことで、ドラマ全体に深みが出てきたように感じています。

これは先ほどのBグループ『うちの弁護士・・・』も同様で、当初影の薄かった脇役の弁護士やパラリーガルの存在が徐々にドラマの中に浸透してきたことで、ドラマの完成度が高くなってきたことが5位の成績につながったのではないかと思います。

ではなぜ『うちの弁護士・・・』は上向いたのに、『トクメイ』が下がったかですが、それは平手と環奈の差ではないかと思います。
『うちの弁護士・・・』は当初評判は今一つでしたが、そんな中にあっても平手の評判はすこぶる高く、平手を非難する口コミは全く見当たりませんでした。

そうこうする内に脇役がドラマに馴染んできたことでドラマに深みが増したことにより、好成績につながったのだと思います。

しかし『トクメイ』は中盤まで『うちの弁護士・・・』とほぼ同じようなシチュエーションだったのですが、平手とは対照的に環奈には非難ごうごうであったことが低迷のままに終わった原因ではないかと思います。

私個人としては決して環奈は悪くはなかったと思っているのですが、環奈は人によって嫌われるタイプなんでしょうか?
そのあたりは私にもよく分かりません。

今秋クールのドラマ総合評価は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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