このドラマはまるで西野七瀬のファッションショーのようで、とにかく西野七瀬は何を着ても似合うし、その可愛さたるやもはや犯罪レベル!。
何というか、『ホットママ』というドラマに西野七瀬が主役で出演しているというより、西野七瀬の可愛さと華やかさを惜しげなく振る舞うための場が『ホットママ』というのが率直な印象!
このドラマは、ファッション界で仕事に燃える主役の松浦夏希を西野七瀬が演じ、終始軽快なタッチでドラマは進みます。
普通この手のドラマは12話もの長い過程の中、たいてい中だるみの節があるものですが、この『ホットママ』は中途で全く澱むことがなく、私は2日半で一気に全話見終えました。
『ホットママ』は、Amazonオリジナルドラマ中国の人気ドラマを日本版にリメークしたもので、西野七瀬扮するアパレル業界のキャリアウーマン 松浦夏希ががママになっていく様子を描いた物語ですが、そのストーリーや展開についての評価は次回からとして、今回はこのドラマの全体像に触れてみたいと思います。
あのふんわりとした優しい感じの西野七瀬がキャリアウーマンというのはイマイチピンときませんが、ドラマを見た限りそんな違和感はなく、それどころか彼女の魅力が存分に溢れ出ている作品であると私は感じました。
ところでちょっとこだわるようですが、この『ホットママ』というドラマタイトルをどう感じられますか?
これを命名した制作側の意図は『熱く燃えるママ』もしくは『仕事に燃える女性がママになった』といったところでしょう。
まあこのドラマのストーリーをタイトルで表したかった意図はうなずけますが、いささかそれは安直すぎるというか、馬鹿正直なネーミングのように思いますね。
というのは女性にはこのタイトルは柔らかい響きでしょうが、男の私からするとその第一印象は『豪傑母ちゃん』、『暖かい母親』とかのホームドラマか何かにとれ、もし西野七瀬のアイキャッチ画像がなければ、見向きもしなかったところです。
おそらく私だけでなくどなたもそうだと思いますが、映画やドラマを選ぶとき、最初の判断基準はタイトルとアイキャッチ画像だと思います。
そのどちらかかが気になれば、クリックしてあらすじや出演者を調べるといった手順です。
それだけタイトルというのはユーザーに選んでもらうための非常に重要なファクターです。
これがもし『マトリクス』とかになると、全く意味不明ですね。
ではこんなタイトルは駄目なのかというとそれは全く逆で、分からないと気になって調べてみたいという心理になります。
そして調べてみると、ご存じキアヌ・リーヴス主演のSF映画だったとなります。
ところが『ホットママ』だと、横文字であってもなまじ日本人がすぐに理解できる日常的な英語ですから、タイトルだけでさきほどのような推測をしてしまい、誤った情報をユーザーに与えてしまうことになると思います。
ちょっとこだわりすぎかもしれないですが、少々思ったことを吐き出させていただきました。
そして男の私がこのドラマを見る気になったのは、他でもない西野七瀬です!
さきほども言いましたように、普通『ホットママ』なんてタイトルに男の私が惹かれることはありません。私だけでなくたいていの男性は見向きもしないでしょう。
しかし西野七瀬のアイキャッチ画像を目にした瞬間、吸いつけられるようにクリックしてしまいました。
それだけ西野七瀬は男性を惹きつける魅力を持っているということでしょうね。
ではそんな彼女の演技力はどうなんでしょうか。
彼女の演技については、自然で素直な演技という声が多くあり、それには私も同感です。
とにかく女特有の嫌味なところは全くないし、おそらく彼女は同性にも好かれるタイプじゃないでしょうか。
ただ一方ではその自然で素直な演技を指して、一部の人からセリフが棒読みだとの声もあるようですが、それはその人が単に悪くとっているだけではないですかね。
まじめな話、少なくとも彼女は決して下手ではないと思います。
というのは、映画『孤狼の血 LEVEL2』(2021年)で第45回日本アカデミー賞・優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞、映画『恋は光』でヨコハマ映画祭・最優秀新人賞を受賞している実績もあることから、演技がまずいということは無いと思いますね。
しかし中には酷評もあります。多分女性です。そのまま転載できないので要旨だけ。
「内容は面白いが、西野七瀬の演技が受け付けられない。キャスティングの問題では?髪の毛もパサパサだし、体型的にもファッションディレクターには?」という内容です。
いやはやぼろくそですね(笑)もしかしたらこの人はアンチ七瀬かな?
ところで先ほど西野七瀬の演技が自然体と言いましたし、巷の評価でもその評価が主流を占めていますが、これは見ようによれば西野七瀬はまるで普段家族や友人と接しているのと同じスタンスで撮影に臨んでいるような感じもします。
確かにこういった演技の俳優は何人かいます。
キムタクなんかもその一人でしょう。だから未だにキムタクに演技力があるのかないのかが私には判断できずにいます(笑)
そういった演技の仕方がこの方は気に入らないんでしょうね。
まあ確かにそれは評価の分かれるところではあるので、この酷評を否定する気はありません。
バサバサ髪については他にも何人かが指摘していましたが、男の私にすればそれは少しも気になりませんでした。それはそのバサバサ髪よりも彼女の可愛さが遥かに優っているからです。
西野七瀬の演技力についてはもうこのくらいで留めておきたいと思います。
この『ホットママ』は、女性も男性も観て楽しめる作品だと思います。
明るくて華やかで、終始軽快なタッチの進行で、重苦しさは皆無なドラマです。
例えば同じキャリアウーマンでも、前クール『あなたがしてくれなくても』の楓役・田中みな実のようなとげとげしさはなく、イラついた時でも七瀬の場合はほんわかとした感じでまるで嫌悪感がありません。
世の中にはそんな女性がいるんですね。
実は私が以前付き合っていた女性がそうでした。
4年間付き合ったのですが、その間彼女の怒ったところを見たことがありませんでした。
いや、実は彼女は怒っていたんだそうです
しかしどこから見ても怒っているようには見えないんですね
「私怒ってるよ!」と、鈴虫が鳴くような可愛い声で怒られてもむしろ心地よい気分で(笑)
すみません、脱線しました。
次回は1話から順に印象に残るシーンに絞って話を進めていきたいと思います。
それでは今回はこのあたりで失礼します。
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント