コタツがない家!和菓子屋を順基は継ぐのか?進路選択は人生を左右する!

コタツがない家6話 目次

進路選択というのは本当に難しい!選択を誤れば人生のロードマップが狂うかもしれない!自分の選択が正しいのか、間違っているのかなんて若い順基には判断できない。
しかし自分の進む道は自分が決めないといけない。
そうしないとつまずいた時にそれを人のせいにしてしまうから!
ではどうすればいいのか?

『コタツがない家』6話では深堀家の一人息子・順基(作間龍斗)が、大学に進学せずに父親・深堀悠作(吉岡秀隆)の実家である和菓子屋の跡継ぎになるかもしれないとの話が持ち上がり、それを知った祖母の貝田清美(高橋惠子)が激高し、深堀万里江(
小池栄子)と衝突するというストーリーが6話の中心となっています。

万里江と清美が衝突したのは、順基の進路について万里江が順基の希望を尊重する考えなのに対し、祖母の清美は万里江が順基のことはもちろん、夫の悠作も含めて周りの人間を尊重しすぎると真っ向から互いの意見が食い違っていたことによるものでした。

今回はこの順基の進路問題と、それに係わる周囲のあり方について話を進めたいと思います。

『コタツがない家』ドラマ中心部のあらすじ

例によって、ドラマ自体のあらすじは公式ホームページに譲ることにしまして、ここでは核心部のみをお伝えしたいと思います。

深堀家の主人・悠作の実家は和菓子屋でしたが、その和菓子屋は長男である悠作に代わり弟の謙作(豊本明長)が店を継いでいました。

謙作は甥である順基をゆくゆく後継者に考えており、その順基も少し前から内緒で謙作に和菓子作りを教わっていて、少なからず順基は和菓子屋に興味があるようでしたが、それがどこまで本気なのかは何とも言えません。

そのことを知った悠作は猛反対しますが、万里江は順基の意向を尊重し、順基が本当にやりたければ反対はしない考えでした。

悠作は自分が実家の家業を捨てて漫画家を目指した手前、そこに息子を送り込むことに抵抗を覚えたために反対したと思われますが、万里江はそれにはこだわらず息子に好きな道を歩ませたい考えであったようです。

もっとも当の順基にしても、少し前はアイドルのオーディションを受けたこともあり、どこまで本気なのか分かりません。
そんな話の中に祖母の清美が首を突っ込み、順基が和菓子屋を継ぐことに猛反対します。
そのことからさきほどの母と娘の口げんかになったわけです。

人の進路とは

ここからは、順基やその親たちををドラマの中のとしてではなく、世間一般のよくある家庭としてお話していきたいと思います。

人生の分岐点はその人の境遇により様々ではありますが、学生時代にどんな道を進むのかがおおよそ決まります。
ハイレベルな家庭環境なら中学生から、一般家庭では高校からというのが順当なところでしょう。

本来はこの高校を選択する時点で自分の将来設計をしておくべきですが、その年代ではよほどしっかりしている人間でないとそれは難しく、やはりある程度それを判断できるのは高校生くらいの年齢になってからだと思います。

その人生のターニングポイントとなる高校時代に大学か就職か、且つ自分が将来どのような道を進むのか、進みたいのかの将来設計が必須になります。

しかしながら、十代後半という人生経験の浅い未熟な年代で、自分が何に向いているのかなんて分かるはずがありません。私もそうでした。
今なら自分がどんな職業に向いているのかがようやく分かるようになりましたが、十代・二十代で正確に自分自身を分析できる人間は極めて少ないのが実際のところです。

おそらく順基も同じだろうと思います。
果たして自分が和菓子屋に向いているのかどうか?
もしかしたらそれは一時の気まぐれで、すぐに飽きてしまうのではないか。
もっと他に自分の進むべき道があるのかもしれない。

このような悩みや疑問はおそらく誰もが抱いたことのある悩みだと思います。

親のとるべき道

順基自身、まだ自分の進む道を決めていたわけではなかったのですが、その選択肢の一つとして和菓子屋を継ぐかどうかについて、万里江と祖母の清美が衝突します。

万里江は本人の意思を尊重するといい、清美は「和菓子屋などもっての外、自分が予備校の学費を出してもいいから大学に進学しろ」と意見が対立したわけですが、順基にとって、万里江と祖母のどちらが正しい道へ導くことになるのでしょうか。

答えはどちらもノーです。
万里江の「本人の意向を尊重する」というのは一見本人への理解あるリベラルな考え方に見えますが、先ほども言いましたように、18歳という若くて人生経験も浅い人間に自分の未来を見据える力などないのが普通です。順基もおそらくその例外ではないでしょう。
そんな未熟な人間の意思を、ただ手放しで尊重することが親としての正しい接し方ではないと思います。

また祖母の頭ごなしに大学進学を強要するのも論外です。
それに祖母はあくまで祖母で、助言はしても指示・強要はすべき立場ではないはずで、それは親の役目です。
ではその親はどうすればいいのか?

それは優秀な名医を見つけてその名医に診断してもらうことです。
できれば名医は複数いたほうがいいでしょう。
もちろん名医とは医者のことではなく、医者と同じ治療のできる見識のある人物のことです。

その見識のある人物にお願いし、順基にとってどのような進路を目指すべきかを解いてもらうことで適切な指標が見えてくると思います。
しかし最終的に決定するのはあくまで順基本人です。

その見識ある人物を探し出して順基の前に連れてくるのが親の責務ではないでしょうか。
そのためにも親というものは日ごろから色々な立場の人と交流を図り、人脈を作っておくことが大事ではないかと私は思っています。

まとめ

すみません、今回はまるで説教のようになってしまいましたが、世の親御さんは自分の子供の将来のことで少なからず悩みを抱えておられると思いますが、子供の進路についてはできるだけ親は口出ししないほうがいいと思いますね。

それはどうしても自分の肉親ということで目が曇り、誤った方向に導いてしまうことになり兼ねないからで、できるだけ第三者の冷静な目で見てもらう方が正しい判断ができるからです。

よく刑事ドラマでもありますが、刑事の身内が事件に関わっている場合、その刑事は捜査から外されるのと同じことだと思います。

自分のことを申すのもどうかと思いますが、私の場合は幸い姉の顔が広かったため、何人かの見識のある人とお会いできて貴重な知識と情報を得ることができました。
その結果、自分としてはそれなりの人生が送れたのではないかと思っています。

もしそれがなかったら私の人生は違う方向に進んでいたかもしれません。

最後に再び『コタツがない家』に話を戻しますが、順基は最終的に和菓子屋を継ぐことになるのでしょうか。今後の展開が見ものです。

またお父さんは今後どうなるのでしょうか。
はたまた、悠作は漫画を描く気になるのかどうか。

それでは今回はこのあたりで失礼します。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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