スイスの旅Ⅰアルプス名峰マッターホルンへ!美しさの中に黒い闇も!

スイスの旅ー1
スイスの旅ーⅠ

スイスと聞けば何を連想しますか?
そう、永世中立国・アルプスの美しい山々・時計・銀行ですね。
特に銀行は世界中の富豪が利用しており、ゴルゴ13もシューマッハ銀行をメインバンクにしていましたね。

いやいやそれは架空の銀行だろ!

私も実際に足を踏み入れたのですがスイスは本当に美しい国で、山々もそうですが街もきれいで、そんな楽園のような国スイスですが、その美しさの裏側でスイスはけっこうダークな部分も併せ持った国でもあります。
まあそれについては「スイスの旅ーⅡ」の最後で少しだけ触れてみたいと思います。

それでは、私が今から10年前にスイス旅行に行った時のことを2回に分けてお話をしたいと思います。

尚今回取り上げたのはたまたまスイスへの海外旅行ですが、この他日本中の人気の観光地や旅行先をご紹介していきたいと思います。
また私は奈良県在住ですので奈良を中心とした名店・珍しい名産品などもご紹介していきたいと思います。

1日目:日本関西国際空港からスイスへ空の旅

そもそも私にとってスイスなんて国はとんと縁がなかったんですが、たまたま私の長男がスイスの支社へ転勤になったことがきっかけで遊びに行ったというわけです。

長男の勤め先はヌーシャテルという、同名のヌーシャテル湖の西側にある街で、このヌーシャテルから東に40キロのところにスイスの首都ベルンがあります。

ところでこの旅行記で訪れた各観光地についての解説は、専門のガイドブックに譲ることとしまして、ここでは旅先で私が感じたことなどを中心に進めたいと思います。

時は8月中旬で35度を超えるうだるような日本の暑さの中、関空からKLMで中継地点のアムステルダムに向かって飛び立ったのですが、アムステルダムまでの約10,000km、12時間の禁煙は心底こたえました(泣)

オランダの空港に着いてすぐに日本との違いに驚いたことがありました。

それは若い警官2人が、何とアサルトライフルを肩からぶらさげて空港内を警邏していたんです。(アサルトライフルというのは銃身の短いライフル銃で、突撃銃のことです)

そして空港で待つこと2時間、オランダから南へ1時間半かけてスイスの南端ジュネーブに到着し、空港には息子が車で迎えに来てくれて、その日はヌーシャテルにある息子のアパートに泊まりました。

当然宿泊費はただです♪

2日目:ドイツ、ノイシュバンシュタイン城からミュンヘンへ

そして翌日はスイスではなく、あのシンデレラ姫のモデルになったと言われているドイツの名城ノイシュバンシュタイン城に行くことになりました。

城には朝に着いたのですが、その日は日曜日ということもあるのか大混雑で、受付してから城の中に入れたのは実に夕方4時でした。

マリエン橋よりノイシュバンシュタイン城を実写

しかしこの城は中に入るより外から見て楽しむ美しい城で、森と湖に囲まれた小高い中にたたずむ城の景観はロマンティックそのものでしたね。

結局1日目は城だけに費やしたかたちになり、その日は城から50km西のオットーベウーレンという街のホテルに宿泊しました。

空港でもそうでしたが、ホテルでも日本とのカルチャーの違いを感じましたね。
というのはこのあたりは郊外の田舎町という感じで、周りにはぽつぽつと家があるだけで、山も川も海も何もありません。

ビジネスホテルなのかと思いましたが、他の宿泊客を見ると家族連れが多く、服装もカジュアルなものばかりなのでやはり観光目的のホテルのようでした。
日本では間違ってもこんなところに観光ホテルはありません。

それともう一つカルチャーの違いを大きく感じたのが、すぐ隣に立派な教会があることでした。

私は生まれてこの方教会なんて代物にはからっきし縁がなかったのですが、ホテルのすぐ傍にあったことから少し覗いてみることにしました。

一歩足を踏み入れて驚きました。

高い高い天井は一面見事なステンドグラスで、天井だけでなく窓にもいたるところにステンドグラスが埋め込まれており、正面には神父が説教する聖壇があり、その横には天井まで届くほどのパイプオルガンが置かれていました。

この後ドイツやスイスの街々を車で巡ったのですが、いたるところに教会があったのが印象的でした。ちょうど日本のどこに行っても寺や神社があるのと同じですね。

ちなみに後で分かったことですが、そこは教会ではなく修道院でした。
教会と修道院の違いは、教会がキリスト教やそれ以外の宗教を信じる人たちの集まりであるのに対し、修道院は修道士や修道女が共同生活を行う施設のことらしいです。

それはともかく、ドイツのホテルで一泊した翌日にミュンヘンに向かいました。

しかしこの日は最悪で、朝から雨にたたられ傘も持っていなかったのでずぶ濡れになってミュンヘンの街を歩くという惨めな思いをしました。

これが日本ならコンビニでビニール傘を買えたのですが、そもそもドイツにはコンビニ自体全くなく、ここでもつくづく日本のありがたさを実感しましたね。

そんなわけで、この日はかろうじて博物館の見学だけに留め、ミュンヘンを後にしたのですが、ミュンヘンで最も印象に残ったのは、魚屋さんでした。

ここら辺は内陸部で最も近いアドリア海でも300kmですから無理もないですが、軒先の汚れた粗末な木製の台に得体のしれない色とりどりのる魚が積み上げられていました。

それもどう見ても新鮮さに欠ける魚ばかりで、お金をもらっても食べる気がしなかったですね。ここでも日本との違いを感じましたね。

3日目:高山列車でアルプスの名峰マッターホルンへ

そしてその日はマッターホルンへのベースキャンプ地ツェルマットで一泊しました。

夕方にツェルマットのレストランで外に設置されたしゃれたテーブルで夕食をとっていると、雀くらいの小鳥が飛んできてテーブルの上に乗って食べ物を催促してきました。
そのあまりの可愛らしさに思わず笑みがこぼれましたね。これも日本では味わえない出来事でした。

そして翌日、いよいよアルプスの名峰マッターホルンに向かいました。
もしかすればハイジに会えるかと思いましたが、どこにもいませんでしたね。

マッターホルンへはツェルマットから登山列車が運行していて、標高3,200mまで一気に駆け上がります。

しかしまあその電車賃の高いことに驚きます。何せ往復一人13,000円ですからね。
今は円安でもっと高いと思います。

もっとも登山列車に限らずスイスは物価が高く、だいたい日本の2〜3倍で例えば500mlのジュースだと、日本では自販機で150円くらいですが、スイスでは330円です。
貧乏人の私が「高い高い」を連発していたら、カミさんと息子にみみっちいと叱られました。

それはさておいて、終点のマッターホルン駅に着いて展望台からその頭頂部と周辺の景観を存分に楽しんだわけですが、さすがに世界に誇るアルプス連峰です。
日本アルプスも十分に雄大で美しいですが、アルプスはその規模が段違いで、360度に広がる大パノラマに思わず息を呑む思いでしたね。

その日は3日ぶりにヌーシャテルのアパートに戻ってきました。

翌日以降は、次巻スイスの旅ーⅡに続きます。

4日目:ヒトラーゆかりのアイガー北壁、インターラーケンへ
5日目:世界遺産:ベルンの旧市街へ
6日目:美しい湖の街、ジュネーブへ
番外:スイスのダークサイド

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