単身花日7話 目次
- 鳥貝の「初恋は殺さなければならない」の意味
- 巷の評価
- まとめ
──────────────────────── - 新木優子なら月下美人の危険な快楽でもかまわない!
- 新木優子が河原で月下美人をグシャっと!恐い!
漫画ではサラッと流せるシーンでも、それを役者が演じるのは無理があるのかな!
例えば、新木の役などはどうも既婚女性の反感を買うようですね。
まあ当然と言えば当然でしょうが、他にも首を傾げるセリフやシーンが散見されるようです!
それに原作の漫画はともかく、このドラマはいったい何のドラマなのかわけが分からない!
不倫なのか、スリラー・ミステリーなのか、コメディなのか。
唯一の救いはやはり新木優子ですね。ドラマの中で清水めぐみ(長井短)に「おぼこフェロモンにやられた」とあったように、女性には嫌われるタイプかもしれないですが、男の私にすればもしこのドラマに新木優子が出ていなかったら、おそらく観ることのなかったドラマであることは確かです。
この『単身花日』の評価・感想は1~2話までアップしていまして、その後3~6話まで中断していました。
その理由はこのドラマの訴求点が不明で評価のしようがなかったからでしたが、このドラマも終盤に差し掛かったことで今回取り上げることにしました。
鳥貝の「初恋は殺さなければならない」の意味
私は原作の漫画を見ていないので分からないのですが、このドラマはいったい何を売りにしているんでしょうか。
1~2話までは前クールの『あなたがしてくれなくても』のような不倫ドラマと思っていましたが、3話以降あたりからそうでもないようで、ミステリーのような感じもするし、コメディタッチのところもあるしで、とにかく実体が把握できないドラマです。
そんな中で新木優子の艶やかさだけが救いで、彼女がこのドラマを支えていたように私は感じています。
ただし女性には極めて不評のようですが(笑)
そこで今回は巷の評価を取り上げてこのドラマを深掘りしてみたいと思いますが、その前に一つだけ気になるシーンがありましたので、それを先に済ませたいと思います。
そのシーンとは、鳥貝拓也(前原瑞樹)が舜に「初恋は殺さなくてはならない」というアドバイスで、その意味は花とセックスしろという意味であることが7話で分かりました。
それが分かった時、正直私は引きましたね。まさか「殺せ」がセックスだなんて思ってもいなかったので、これはどうにもいただけません。
これが漫画と実写のドラマとの大きな違いだと思います。
漫画ならそんなセリフがあってもサラッと流せますが、映画ならまだしもテレビドラマで使うようなセリフではないと思います。
それもあるのですが、鳥貝のこのアドバイスが不謹慎であることはさておいても、それを誰が聞いても「なるほど」とうなずけることであるのならともかく、それはとうてい解決策と呼べるものではなく、逆に益々深みにはまり込んでいく危険性の方が高いかもしれません。
それをいかにドラマであっても、堂々と脚本にするのはいかがなものかと思いますね。
こだわるようですが、もう少し話させて下さい。
初恋とは本当にきれいなものです。
鳥貝のようにその相手とセックスをすることでふっきれる男女もいるかもしれませんが、もしそれで嫌悪感を抱いてしまったとしたらどうでしょう。
きれいなはずの初恋が、きれいな想い出がその瞬間に崩れ落ちてしまい、好きな相手であっただけに一生の嫌な想い出にすり替わってしまうことになるかもしれません。
また先ほども申しましたが、益々火がついてしまったらもう夫婦は破局です。
実を申しますと私がそれに近い経験をしたので分かるんです。
初恋の相手ではなかったですが、ずっと好意を抱いていた女性と一度だけそんな関係になったのですが、そのたった一度の関係は百年の恋も冷めるような行為で、もう二度と会う気にはなれなかったことを経験したからです。
すみません、つい熱が入りすぎました(笑)
巷の評価
では巷ではどんな評価がされているのかを見たいと思います。
「重岡大毅が好きなので観ているが、新木優子演じる無邪気系悪女がどうも苦手で、観ていて辛い。大体あんな美人嫁がいて、初恋の人とは言えちんちくりんな女にあんなに惑わされるだろうか」
これは女性ですね。やはり女性はこんな感覚なんですね。
私は自信をもって言えますが、あんなちんちくりんな女に迷わず惑わされます(笑)
それにどこから見ても新木優子はちんちくりんではないと思いますがね。
「花の役が無理すぎる。どうせ旦那にDVされて〜とかだろうけど、だからって妻子ある男にここまで頼って良いわけがない。ゆりこママ!早く乗り込んで花に往復ビンタぶちかまして!」
これも女性ですね。
まあ常識的にはそうでしょうね。しかし男からしたら相手が新木優子のような美人なら大歓迎です(奥さんには内緒)
「高性能の盗聴器何処で売ってるんだろ?東京間であれだけクリアに音声が聞こえるって
それだけの強力な電波出してたら明らかに電波法違反だよね」
これは私も思っていました。トムクルーズのミッションインポッシブルじゃあるまいし、こんな盗聴器はないと思います。
九州から東京まで届かそうとしたら、とてもあんな小型では無理ですから電波法以前の問題です。それにもしそれが可能でも大容量のバッテリーが必要で、その両方の意味で無い話ですね。
あるとすれば携帯電話の電波を利用する方法なら近くの基地局までなので可能ですが、それでも電池が持たないのでやはり無い話です。
こういったあたりにもドラマ作りの雑さが表れていますね。
「初恋を忘れるにはセックスすればいい」と言われてマジでしようとするか?」
これは私が取り上げた内容ですね。
「漫画なんですよね。そこから無理があるのかも‥
また ホラー.サスペンス.そしてコメディを織り交ぜすぎて場面をじっくり観ることができない。
脚本?演出?が、良いとは言えない。」
その通りですね。全面的にアグリーです。
まとめ
漫画の原作を知らないので分からないのですが、原作を忠実に再現したのでしょうかねえ。
それは間違いだと思うのですが。
もう亡くなられましたが、私は作家・山崎豊子のファンで、彼女の本は殆ど読みました。
その中で『不毛地帯』という長編小説がありましたが、それを唐沢寿明主演でドラマ化されていました。
そのドラマは原作をほぼ忠実に再現していましたが、全くつまらないドラマでした。
小説の膨大な情報量をとうてい1時間X10回で再現することなど無理な話だからです。
その点、同じ山崎豊子の『沈まぬ太陽』が映画化されましたが、これは小説の一部をクローズアップした作りになっていて、見応えがありましたね。
つまり、漫画は漫画、映画は映画、ドラマはドラマと、各々そのシチュエーションが違いますから、それに合わせた制作が必要であると思います。
それでは今回はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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